消えた英雄、現れた光
皆さんは、プンレク伝説をご存知だろうか。
イツキン57時間連続不眠ゲーム配信、名コピペ量産機屈辱、配信中脳卒中カジテツなどなど、オープンレックというサイトには、数多くの歴史、伝説がある。
しかし、だ。表があれば、裏があるように、まぶしい光のすぐ近くには、必ず、悲しいほどの、触れてはいけないほどの”闇”もあることを、忘れてはいけない。
プンレクの触れてはいけない”闇”とは。
そう、それはさかのぼること3年前ー
その男の名は、杜もりくん(当時19くらい?)
彼は、その類まれなるvoiceと、スーパーRTA、モンスターRTAといったキラーコンテンツを抱え、オープンレックというアンダーwebサイトの奥底で、その魂の叫びを我々に届けていた。
彼は己を顧みず、エンターテイナーとしての矜持をかかげ、時には警察を呼ばれても、なんとか耐えて、耐えて配信を続けてくれていた。
地元・長野から上京し、一人のもの悲しさを抱えていたのは言うまでもなく、オープンレックというサイトが今日まで続いていることは彼の功績であるが、当時の彼もまた、オープンレックに支えられていたのであろう。
しかし、彼は壊れてしまった。正確には、壊されてしまった。
幼児から愛され、病床についている患者ですら咀嚼し食べることのできるおかゆを、彼はなんと吐き出してしまう。
ここまで心身が崩壊したのは、まぎれもなく我々視聴者の悪意あるコメントのせいである。
ああ、杜もりくん。あの時コメントを打っていたリスナーは、覚えている限りではまだオープンレックを見ているが、それでも、どうにか戻ってきてくれないだろうか。あなたのモンスターRTAを、もう一度見れる日が来ますように。(次回、現れた光編へ続く。)